古市
金子君、4月の経営会議の時に、新しい設備導入の成果を前に立って説明したんだよね。
あれは、大きな成長じゃない?
工藤
説明が分かりやすくてすごく良かったって聞いたよ。管理職の方々がベタ褒めだった。
金子
え、本当!?ありがとうございます。
石田
あの時は新入社員も参加させていただいていて、私も実際に聞きました!入社したばかりのわたしたちにも分かりやすかったし、資料もすごく見やすくてめっちゃ記憶に残っています。
金子
ありがとう。資料の準備もね、気合い入れました(笑)。スライドの構成とかデザインとか、見やすい・わかりやすいっていうのを重視して。でも、私だけの知識じゃなくて、上司に聞いたり工場の現場の方に聞いたり。とにかく遠慮することをやめて、聞きまくったんよ。さっき、苦労した点でも話したけど“聞くこと、伝えること”というのは、入社して身に付いたなと思う。
工藤
私は去年、茨城工場の太陽光発電設備の導入に携わったんだけど、あの経験はいろいろと学ぶことが多かった。入社する前は自分から動くことってあまりなかったけど、あの仕事を通して人に聞くことが得意になったし、積極的に行動できるようになった、というのは成長として感じる。
田中
私は文系出身なので、技術部に配属されて、何をやっているのか最初は全く分からなかったんです。それでも、工藤さんにフォローしてもらえたおかげで、仕事上で困ったことってなかったんですよね。何でも、すぐに聞けたから。部長主催の勉強会もあったし、おかげで、最初はちんぷんかんぷんだった会議の内容が、今はちゃんと理解できるようになったという点で、成長を実感しています。
工藤
田中さんは最初からしっかりしてたから、私から改めて教えることなんてそんなになかったし、
逆に頼りにしてたよ。
田中
こんな風に優しくて褒め上手だから、聞きやすいんです。(笑)
工藤
私自身、褒めてもらった方が頑張ろうって思えるタイプだから、先輩になってそれは意識していたかも。
聞きやすく思ってもらえたなら良かった!そういえば田中さん、来年はマレーシアの関連会社への出張を控えているよね?
田中
はい。海外に行くのは楽しみなんですけど、初めての出張が海外というのは不安です…。
工藤
大丈夫!マレーシアの人たちはみんな明るく楽しいし、いろいろな工場を見るのはとても勉強になるよ!ところで、海外展開もする紙袋事業部に配属された古市くんは、わたしたちの中で唯一、1年毎に九州・東京・九州と異動してて幅広い経験を積んでると思うんだけど、成長を感じる点ではどう?
古市
ずっと紙袋事業部だから、1年目と2年目は場所が変わっただけで仕事はほぼ同じなんだけど。今は海外の貿易関係をやってるから、これまでの2年とは全然違って仕事を覚えるのが大変!だけど、どこに行ってもいい人ばっかりで楽しいよ。去年から『自己啓発支援制度』を利用して英会話を習っているから、そこでも少しは成長できた…かな。学生の時は英語を勉強してるだけで英語を実際に使う機会ってなかったから、今、本当に面白いし、役に立てていて嬉しい。先日、1か月間マレーシアに出張した時に(まだまだだな…)って感じたことは、本当はこの場では言いたくないけど(笑)。でも、伝えたいことを英語できちんと伝えられるようになったから、成長の手応えはあるよ。石田君は入社して3か月だけど、どう?
石田
私は、入社前に比べるとスケジュール管理ができるようになりました。最初の頃は、任された仕事を1つやって、終わらせてから次の仕事に取り掛かる、っていう感じだったんですけど。最近はいろんな人から同時に仕事を任せてもらえるようにもなって、自分の中で優先順位を考えながら仕事を進められるようになりました。あと、さっきの金子さんの話を聞いてすごく共感したのが「聞くこと」。最初は、質問したくても忙しそうだし…って遠慮してたんですけど、最近「皆さん、いつでも忙しいんだ」ってことに気づいたんです。
一同
あはは!確かに!(笑)
石田
でも最近自分からガンガン聞いていかないと、遠慮してたら仕事が進められないなと。そして、聞いたらちゃんと手を止めて対応してくださるんだ、ということに気づきました。電話で聞く時なんか、特にそう。最初は、焦っちゃって苦手だったんです。でも電話って、自分が心配しているほど相手の方は急いでない、というか。意外と落ち着いて話しても大丈夫ってことに気づいて、ゆっくり話せるようになりました。
工藤
電話は、苦手意識がある人も多いよね。
どうやって慣れたか、未来の後輩にアドバイスがあればぜひ教えて欲しい。
石田
私は、電話の周りにメモとペンを必ず置いておくっていうのを心掛けていて。そしたら、電話をかける時だけでなく、急にかかってきても落ち着いて対応できるようになりました。そこに気づけたという点でも、成長したかなと思います。