座談会 02 Cross Talk

Cross Talk 02

若手が考える
大石産業の未来

「わたしたちが日常的に使っている、この製品をつくっている」という誇りを原動力に。次の100年を最前線で担う若手社員たちに、入社の決め手や入社して苦労したこと、成長できたことやこれからの大石産業について熱く語り合ってもらいました。

Talk Member 今回の語り手

  • 2024年
    入社

    管理部 財務課

    石田 さん

  • 2023年
    入社

    生産技術部

    田中 さん

  • 2022年
    入社

    パルプモウルド事業部
    ゆりかーご開発PT

    工藤 さん

  • 2022年
    入社

    紙袋事業部 営業部
    九州営業課

    古市 さん

  • 2022年
    入社

    段ボール事業部
    直方工場

    金子 さん

※ 社員の所属部署は掲載当時のものです

Question 01 入社の決め手はなんですか?

金子 わたしたちが就職活動をしていた時は、コロナ禍で経済活動も自粛していた時期で。世の中を見ていると“物流”が重要な支えになってるな、っていうのを感じてて。もともと、地元で地域貢献度の高い企業を探していたこともあって、物流を支える大石産業がマッチしたんだよね。景気に左右されにくい、生活に必要不可欠な製品をつくっているというのは強いよね。

石田 はい。合同説明会で、ファストフードの大手でよく見るドリンクキャリアをつくっているのが大石産業だったと知って「おおっ、あの!」と思ったし、聞けば他にも良く知ってる身近な製品をいろいろとつくっていたっていう点が、私も一番の決め手でした。身近な製品だったからインパクトがあったし、次の100年に向けて上昇している良い雰囲気を感じたのも入社を決めた理由でしたね。

田中 私も同じく、ドリンクキャリアがきっかけです。実は、私は志望業界もなくて何も考えずに会場へ行ったんですけど、合同説明会で人事の担当の方が、すっごいキラキラ楽しそうに包装のことを説明してくださって。一気に話に引きこまれ、興味が沸いて入社したいなと思いました。…ところが、最終面接で全然思ったように話せなかったんです。

田中 もう絶対に落ちた…と思って待合室でとても落ち込んでしまって。その時、人事の方がすぐに来て「面接官も緊張してることは分かってるから、だいじょうぶよ」って優しく声をかけてくださったんです。それも、入社の決め手でした。

工藤 良かった、田中さんが無事に入社してくれて。
とても頼りになるし、私は田中さんを後輩というより仲間みたいに感じているので!

田中 ありがとうございます><

工藤 ちなみに、私は大学で環境について学んでたので、企業としてCO2排出量の削減に積極的に取り組んでいるところが魅力的で。特に、古紙をリサイクルしてつくるパルプモウルド製品に興味を持って入社しました。

古市 私は、大学で英語を学んでいたので、将来的に海外に携わる仕事がしたいと思っていて。大石産業は創業100年を迎える企業で、事業が4つもあって安定しているということから興味を持ったのがきっかけ。今、実際に書類は英語ばっかりだし、グローバルに活躍できている手応えはある…かな。いや、まだまだ勉強中です(笑)。

Question 02 入社してから一番
苦労したことはなんですか?

金子 正直に言うと、ない(笑)。だけど、強いて言うなら、聞くことと伝えることかな。

古市 おぉ、いいね。どういうこと?

金子 仕事柄、他事業部やお客様などいろんな方と接するんだけど、その時に相手の意図をくみ取って、いかに分かりやすく専門的な単語を使わずに説明するか、っていうところで苦労したかな。

工藤 私が入社した当時、苦労したのはコミュニケーションかな。会社にはさまざまな年代の人がいて、特に会議では工場長とか上の世代の方と接する機会が多くて。今まで同世代の人たちとしか話したことがなかったから、どうコミュニケーションをとっていいか分からなかった。

金子 何かコツは見つけた?

工藤 そうね、挨拶。挨拶から入って、少しずつ話せるようになったから、まずは挨拶を大事にしようと思ったよ。
古市くんは、どうだった?

古市 私が一番苦労したのは、紙袋についての専門的な知識。習得するまでけっこう時間かかったし、その間先輩やお客様に迷惑をかけてるなって思いがあって。そこは自分の中で、苦労したところだった。最初に配属された九州営業課は小倉工場が隣にあったから、工場の人に聞いたり、営業の先輩に聞いたりして、少しずつ知識を身に付けていった感じ。工場の現場の人も先輩もすごい優しい人ばっかりだったから、そのやりとりを通していろんな人と親しくなれたのは逆に良かったかも。もう、どんどん聞きまくってた。

田中 私も、仕事を覚えるまでが一番大変でした。当時は、工藤さんが同じ部署だったので、基本的に仕事は工藤さんに教えていただけていたし、マニュアルもあったのですが。CO2の資料など、法改正で内容が変わったものもあって。法律を読み解くのに結構時間がかかったりもしました。

工藤 あの当時は、部長が毎週金曜日に業務時間内に時間をつくって勉強会をしてくださってたよね。

田中 はい。各事業部の製品がどんな風につくられているのか、とか毎週勉強できて良かったです。おかげで、1年間で全事業部のことが一通りわかるようになりました。石田さんはどうですか?

石田 私は財務課に配属されてまだ3ヶ月で今も分からないことだらけなんですけど(笑)。バタバタしている決算の最中というタイミングで配属されたので、最初は膨大な資料と数字に囲まれて圧倒されました。そんな中でも、先輩が「いつでも手伝えるからね」と進捗状況を常に確認してくださって、フォローもしてもらえたので、安心して仕事できていたかなと思います。

Question 03 入社時と今で、どのような面で
自身の成長を感じますか?

古市 金子君、4月の経営会議の時に、新しい設備導入の成果を前に立って説明したんだよね。
あれは、大きな成長じゃない?

工藤 説明が分かりやすくてすごく良かったって聞いたよ。管理職の方々がベタ褒めだった。

金子 え、本当!?ありがとうございます。

石田 あの時は新入社員も参加させていただいていて、私も実際に聞きました!入社したばかりのわたしたちにも分かりやすかったし、資料もすごく見やすくてめっちゃ記憶に残っています。

金子 ありがとう。資料の準備もね、気合い入れました(笑)。スライドの構成とかデザインとか、見やすい・わかりやすいっていうのを重視して。でも、私だけの知識じゃなくて、上司に聞いたり工場の現場の方に聞いたり。とにかく遠慮することをやめて、聞きまくったんよ。さっき、苦労した点でも話したけど“聞くこと、伝えること”というのは、入社して身に付いたなと思う。

工藤 私は去年、茨城工場の太陽光発電設備の導入に携わったんだけど、あの経験はいろいろと学ぶことが多かった。入社する前は自分から動くことってあまりなかったけど、あの仕事を通して人に聞くことが得意になったし、積極的に行動できるようになった、というのは成長として感じる。

田中 私は文系出身なので、技術部に配属されて、何をやっているのか最初は全く分からなかったんです。それでも、工藤さんにフォローしてもらえたおかげで、仕事上で困ったことってなかったんですよね。何でも、すぐに聞けたから。部長主催の勉強会もあったし、おかげで、最初はちんぷんかんぷんだった会議の内容が、今はちゃんと理解できるようになったという点で、成長を実感しています。

工藤 田中さんは最初からしっかりしてたから、私から改めて教えることなんてそんなになかったし、
逆に頼りにしてたよ。

田中 こんな風に優しくて褒め上手だから、聞きやすいんです。(笑)

工藤 私自身、褒めてもらった方が頑張ろうって思えるタイプだから、先輩になってそれは意識していたかも。
聞きやすく思ってもらえたなら良かった!そういえば田中さん、来年はマレーシアの関連会社への出張を控えているよね?

田中 はい。海外に行くのは楽しみなんですけど、初めての出張が海外というのは不安です…。

工藤 大丈夫!マレーシアの人たちはみんな明るく楽しいし、いろいろな工場を見るのはとても勉強になるよ!ところで、海外展開もする紙袋事業部に配属された古市くんは、わたしたちの中で唯一、1年毎に九州・東京・九州と異動してて幅広い経験を積んでると思うんだけど、成長を感じる点ではどう?

古市 ずっと紙袋事業部だから、1年目と2年目は場所が変わっただけで仕事はほぼ同じなんだけど。今は海外の貿易関係をやってるから、これまでの2年とは全然違って仕事を覚えるのが大変!だけど、どこに行ってもいい人ばっかりで楽しいよ。去年から『自己啓発支援制度』を利用して英会話を習っているから、そこでも少しは成長できた…かな。学生の時は英語を勉強してるだけで英語を実際に使う機会ってなかったから、今、本当に面白いし、役に立てていて嬉しい。先日、1か月間マレーシアに出張した時に(まだまだだな…)って感じたことは、本当はこの場では言いたくないけど(笑)。でも、伝えたいことを英語できちんと伝えられるようになったから、成長の手応えはあるよ。石田君は入社して3か月だけど、どう?

石田 私は、入社前に比べるとスケジュール管理ができるようになりました。最初の頃は、任された仕事を1つやって、終わらせてから次の仕事に取り掛かる、っていう感じだったんですけど。最近はいろんな人から同時に仕事を任せてもらえるようにもなって、自分の中で優先順位を考えながら仕事を進められるようになりました。あと、さっきの金子さんの話を聞いてすごく共感したのが「聞くこと」。最初は、質問したくても忙しそうだし…って遠慮してたんですけど、最近「皆さん、いつでも忙しいんだ」ってことに気づいたんです。

一同 あはは!確かに!(笑)

石田 でも最近自分からガンガン聞いていかないと、遠慮してたら仕事が進められないなと。そして、聞いたらちゃんと手を止めて対応してくださるんだ、ということに気づきました。電話で聞く時なんか、特にそう。最初は、焦っちゃって苦手だったんです。でも電話って、自分が心配しているほど相手の方は急いでない、というか。意外と落ち着いて話しても大丈夫ってことに気づいて、ゆっくり話せるようになりました。

工藤 電話は、苦手意識がある人も多いよね。
どうやって慣れたか、未来の後輩にアドバイスがあればぜひ教えて欲しい。

石田 私は、電話の周りにメモとペンを必ず置いておくっていうのを心掛けていて。そしたら、電話をかける時だけでなく、急にかかってきても落ち着いて対応できるようになりました。そこに気づけたという点でも、成長したかなと思います。

Question 04 あなたが20年後に会社に
求めることを教えてください。

石田 大石産業って、製品を広く多くの方に使っていただいている割に、会社の特性上、BtoBで対企業のやり取りが多いので、一般の消費者の方にも名前を知ってもらえる企業になるといいなと思います。

金子 世界に、大石産業の名前をとどろかせたいよね。

田中 知名度アップのためにも、大石産業の看板商品がもっと増えたらいいですね。今、環境業界は成長が期待されているから、やっぱりパルプモウルド製品の伸びしろと、パルプモウルドの技術を基にした全く新しい製品開発の可能性が大きいと思うんですけど。

金子 うんうん、同感。『●●といえば大石産業』と誰にでも言ってもらえるような代表的な看板商品をつくりたいね。今も対企業だと、フィルムやパルプモウルド製品で信頼も知名度もあるけど、一般的な認知度はまだないので。今、4本の柱となっている4つの事業部がお互いに協力すれば、全く新しいものがつくれるんじゃないかな。

工藤 実は今、ゆりかーご開発PTでは、脱プラを目指して事業部を超えたコラボ製品の開発を進めているから、それは期待して欲しい!あと、私自身はいちご農家さんを訪問する中で、農業ってすごく大変だけどやりがいがあるなと注目していて。自分たちで農園を立ち上げるのもアリだと思ってる。で、収穫後の発送では大石産業の包装資材を使う。生産から物流まで一貫して行う。

石田 新しい領域へのチャレンジもそうだけど、まさに今、社内の体制もどんどん新しくなっているから、こんな風に変わり続けていったら、20年後は今とは全く違う大石産業になっているかもしれませんね。

古市 事務所内でオフィスカジュアルが導入されて、社内が私服でカラフルになって雰囲気が明るくなったし、会社が今、いろいろと変化してるのは感じるよね。

金子 うん。わたしたちも今の仕事を通して興味を持った分野をそれぞれ広げていけたらいいね。先輩たちが築いてくださった100年の信頼と実績を礎に、ここからはそれを守りつつ時代の先を読んで次のステージへ。

古市 一緒にワクワクしながら、挑戦していきましょう!

一同 本日はありがとうございました!