わたしたち、大石産業株式会社は産業用包装資材の総合メーカーとして、まもなく創業100周年を迎えます。
日本、そしてアジアの物流を包装資材の提供で支えてまいりました。大石産業はお客様の大切な製品を包むだけなく、その製品に託されたお客様の心までお届けする包装資材を提供したいという熱い想いを持っています。
また物流システムにおいて、モノの流れをスムーズするための最適解を提供する企業であり続けたいと考えております。
思いをつつむ
大石産業が⼿掛ける包装資材は決して⽬⽴ちはしませんが、モノを運ぶためにはなくてはならない存在です。物流においては⽣産者・メーカーからエンドユーザーに⾄るまで多くの⽅々が関わるため、わたしたちはそれぞれの⽴場で「何が求められているのか、最適包装とは何か」を考え、モノづくりを⾏っています。
2021年入社 パルプモウルド事業部 開発部 開発課 木下 悠
パルシステム様向けパルプモウルド製新製品「お料理セットトレー」の開発に携わりました。本製品については従来パルプモウルド(紙製容器)による製品化の実例がないため、強度の基準設定や強度測定⽅法を確⽴することが最も難しかったです。試作品を⼿掛ける中で、⼿による強度の確認から圧縮試験機を⽤いた強度測定など、⼗数パターンの試作を通じ、約1年間かけて製品化にこぎつけることができました。この経験を通じ、「きちんと確認しながら丁寧な仕事をする」ことの⼤切さを学びました。
大石産業は企業理念のひとつに「働きがいのある豊かな生活を実現する」を掲げております。社員が生き生きと働くことができ、その働きがいを感じてもらうため、ワークライフバランスに配慮し、働きやすい環境の整備に取り組んでいます。また社内においては営業、製造、技術など各部署間の円滑なコミュニケーションを図ることで風通しを良くし、より良い製品づくりを行えるような社内風土を育んでおります。
2018年入社 紙袋事業部 営業部 九州営業課 津脇 大樹
私は営業職をしており、お客様にベストな提案を行うため、日々様々な知識を吸収する必要があります。ただ、ストレスなく、むしろポジティブに仕事と向き合うことができているのはやはり会社の働きやすい環境に助けられているからではないかと思います。福利厚生も充実しており、有給休暇も取りやすい環境のため、プライベートとのメリハリもつけることができています。また、充実した教育制度で、スキルアップに積極的に取り組むことができ、年々自身の成長を感じています。そんな社員に優しい会社の環境や制度が、モチベーションの維持や仕事の質に大きくつながっているのではないかと思います。
大石産業は、⼤正14年4⽉福岡県⼋幡市(現、北九州市⼋幡東区)において⼤⽯商店として創業いたしました。それ以来、⼀貫して社会の容器包装ニーズに応え、クラフト紙袋、段ボール、パルプモウルド、さらに樹脂袋・フィルムへと事業を拡⼤しました。2025年で大石産業は創業100周年を迎えますが、その歴史の中で常に社会や時代が求める最適包装や環境配慮型包装へのニーズに対応し、製品の開発や供給体制の強化に取り組み、総合包装資材メーカーとしての地歩を固めてまいりました。
わたしたちは包装資材の総合メーカーとして、今後ともパルプモウルド製品をはじめとした環境対応型製品の拡販、移動式リサイクル⼯場による古紙再利⽤の啓蒙活動、リサイクル樹脂やバイオマス樹脂等の再⽣可能な原料を使⽤したフィルム製品の開発などに取り組むことによってSDGsへ対応し、地球環境の保全、社会や地域への貢献を⽬指してまいります。また次なる100年へ向けて、今後は包装資材以外の新たな領域にもチャレンジしてまいります。
パルプモウルドにフィルムを熱ラミネート加⼯した「パラミル」の製品化により、リサイクルと減プラを両⽴させ、地球環境の保全に貢献いたします。
工場において太陽光発電設備の導入の推進を通じ、CO2の排出削減に取り組んでおります。
工場において生産設備や梱包作業等を自動化することにより、生産性の向上や人手不足の解消に対応いたします。
工場における乾燥炉の排熱回収やプロパンガスから都市ガスへの転換など、エネルギーの効率化を通じCO2の排出削減に取り組んでおります。